花粉症とお口の乾燥

少しずつ暖かくなってきましたが、花粉症の方には毎日つらい時期ですね。 

 

この花粉症は目のかゆみ、くしゃみや鼻水など、目や鼻の症状がつらいだけでなく、

お口に思わぬ悪影響を及ぼすことがあります。 

 

たとえば、花粉症で鼻づまりになると口呼吸が多くなり、 

口内が乾燥しやすくなります。 

また、花粉症のお薬には副作用として唾液の分泌を抑えてしまうものもあります。 

 

乾燥で口の中がネバネバする、乾いた食べ物が食べづらいなど、 

お口の乾燥が3か月以上続く場合には「ドライマウス」(口腔乾燥症)と 

診断されることもあります。 

 

唾液にはお口の中の細菌の繁殖を抑えるとともに、むし歯になりかけた歯を

修復する役割があります。 

唾液が少なくなると、自身で口内を浄化・修復する力が失われてしまい、 

細菌によって引き起こされるお口のトラブル(虫歯や歯周病など)の 

リスクが高くなります。 

 

お口の乾燥を防ぐには、うがいの回数を増やしたり、 

こまめに水分補給をして潤いを保つ事が大切です。 

また、食事以外にもキシリトールの入ったガムを食べるようにするなど、

咀嚼(そしゃく)の時間を増やして唾液の分泌をうながす事も効果的です。 

 

セルフケアで改善しない場合には、お気兼ねなくご相談ください。

 

本田宗一郎

桃の節句

院長の本田宗一郎です。

 

風邪が強く寒い日が続いておりますが、

春の暖かさを、感じられる日も少しずつ増えてきたこの頃、

皆さまはいかがお過ごしですか。

 

3月は『ひな祭り』でしたね!

ひな祭りは平安時代を起源とする「五節句」といわれる健康や長寿、

厄除けなどの行事の中の一つで女児の幸せを願うお祝いです。

 

ちょうど桃の花が咲く頃で、『桃の節句』とも呼ばれていますね。

桃の花の花言葉には「私はあなたのとりこ」「気立ての良さ」などの

女の子らしいものと「天下無敵」といった強い意味もあるようです。

 

桃の花は見た目の可愛らしさだけでなく、厄除けや魔除け、

長寿をもたらす力も持つとも言われているようで『天下無敵』という

花言葉もなんとなく納得できます。

 

また、健やかな成長と幸せを願って祝う『ひな祭り』ですが、

素敵な女性に成長してほしいと願うのが親の切なる思いですね。

 

いつも明るく笑顔でいられる人は、自然と人に好かれます。

そして素敵な笑顔には清潔な口元がつきものです。

小さな頃からお口のケアを大切にしていきたいですね。

 

院長 本田宗一郎

縁起をかついで寒い季節を乗り越えましょう!

毎日厳しい寒さが続いております!

 

青森市は、降雪量が12月、1月と例年に比べ、少なく(例年が多すぎるのですが…)

雪かきに追われすぎず、割と過ごしやすく感じておりますが、

2月は一年で一番寒いと言われております!

皆様は体調など崩されていませんか?

 

節分を迎える二月は暦では季節の変わり目、今年は2月4日が立春なので、

前日の2月3日が『節分』ということになります。

 

節分には『豆まき』をして、歳の数だけ豆を食べ『恵方巻き』を食べる。

恵方巻きが身近になってからの歴史は浅いですが、

今ではすっかり定着していて、私達にはどちらも大切な節分の行事ですね。

 

また、節分には豆や恵方巻き以外にも食べられていた食材があると

言われています。それが『鰯(イワシ)』。

固く尖った葉とイワシの臭いのきついことから鬼が嫌うとされ、

柊に、焼いたイワシの頭を刺し『魔除け』として飾られることもあるようです。

 

イワシはビタミンDやDHA、EPAなどが豊富に含まれています。

ビタミンDが豊富だとカルシウムの吸収も促進されるため、

歯や顎の発達を促してくれる栄養満点の食材です。

 

邪気を追い払うために豆をまき、福を取り込む意味で

自分の数え歳の数だけ豆を食べる。

 

そして、その年の恵方を向いて食べると縁起がいい『恵方巻き』に

イワシのお料理を加えたら怖いものなしですね。

 

ちなみに今年の恵方は『北北西 やや右』だそうです。

美味しく縁起をたくさんかついだ後は、歯磨きも忘れずにしましょう。

 

寒さと乾燥の対策、ちゃんとしていますか?

こんにちは、院長の本田宗一郎です。

 

今年もいよいよ残りわずかとなり、寒さがひとしお身にしみるころとなりました。

この時期はついつい身体に力が入ってしまい、気がつくと肩こりや

顎が痛くなってしまうことがありませんか。

また、寒いと虫歯でもないのに歯が痛くなる経験がある方も少なくないと思います。

 

寒い日の夜には、眠っている間に無意識で歯を食いしばってしまい、顎が筋肉痛になったり、

歯が痛むように感じることがあります。

また、歯が冷えている時に温かい物を飲むと、歯の神経が感じる寒暖差や

知覚過敏で痛みが走ることも。

 

これらの痛みは、体を冷やさないように心がけることで改善が期待できます。

ただし、本当にむし歯や歯周病が原因の場合もありますので、安易に寒さが

原因だと判断して放置しないよう注意が必要です。

おかしいな、と感じたら早めに歯医者さんで診てもらいましょう。

 

また、冬はお口の中も乾きやすく、乾燥して唾液が少なくなるとむし歯のリスクが高くなり、

口臭の原因にもなってしまいます。

唾液がしっかり出るよう、よく噛んで食べることを心がけましょう。

 

ちなみにお口の乾燥を防ぐには、「マスク」を上手に活用すると効果があります。

マスクは、ゴミやほこりなどが体内に入るのを防ぐだけでなく、乾燥した外気からお口の中を守り、

保湿・保温にも有効です。

 

これからの時期は、忘年会などの行事で美味しい物を食べる機会も多く、

また生活リズムも狂いやすいです。

忙しい中でも「食べたら磨く」でお口の中を清潔にすることはもちろん、

マスクを上手に活用して、冬の寒さに負けず元気に冬を乗り越えましょう!

 

院長  本田宗一郎

【訂正】年末年始休診日のお知らせ

  
※11月27日まで一時的に、誤った休診日情報が掲載されておりました。
正しい休診日は、下記の通りです。
 

年内の診療は、12月29日(木)午前中までの診療となります。
 
12月30日(金)~1月3日(火)まで休診させていただきます。
 
1月4日(水)より通常通りの診療となります。


 

 
 

乳歯から永久歯へ

こんにちは、院長の本田宗一郎です。

 

日に日に秋が深まり、紅葉が鮮やかになってまいりました。

11月には、七五三の御祝いで千歳飴を持った可愛い晴れ姿を見かけることも多く、

とても微笑ましい気持ちになりますね。

 

この年頃の子どもたちは、素敵な笑顔の晴れ姿で記念写真を撮ると

前歯が抜けた状態になっていたりして、なんとも滑稽に思えると共に、

大きくなっていく子どもの成長を実感することが出来ます。

 

さて、歯の生え変わりは個人差もありますが、一般的には6歳頃から始まり

13歳頃には永久歯が揃うと言われています。

 

この頃の歯の状態は、生え変わりのため歯がグラグラしていたり、

かみ合わせが不安定な事が多いです。

 

そのため、汚れがたまりやすく歯磨きがしづらい時期でもあります。

また、乳歯や生えたての永久歯は表面がもろく、大人の歯よりも虫歯になりやすい上に

進行が早いという特徴があります。

 

食べた後は歯磨きをする習慣をつけさせるとともに、1人でしっかり歯磨きが

できるようになるまでは仕上げ磨きなど、ご家族によるケアが大切です。

この時期にケアを怠ってしまうと、せっかく大人の歯が生えてきても健康な歯にはなれません。

 

お口の成長もしっかり見守ってあげることで、お子様は歯並びの良い、

健康な歯が生え揃うのではないでしょうか。

 

そして、その歯をお年寄りになるまでしっかり維持することができたら、

とても素晴らしいことですね。

 

不安な事や気になることがあったら、ぜひ歯医者さんにご相談ください。

 

院長 本田宗一郎

 

カボチャとお口の健康

こんにちは、院長の本田宗一郎です。

 

日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしですか。

この季節になると様々なところでハロウィンイベントが開催されていますね。

 

小さなお子様がいらっしゃるご家庭ではお友達同士集まって、

子供たちが仮装した可愛いハロウィンパーティを開かれる方も多いのではないでしょうか。

 

さて、ハロウィンにはカボチャの妖怪「ジャック・オー・ランタン」を模した飾りや

お菓子をよく目にします。

このハロウィンに欠かせない「カボチャ」は、日本でも煮物やスイーツなど様々なかたちで

食べられるお野菜ですよね。

 

ビタミンE・カルシウム・ミネラル・鉄などの様々な栄養を豊富に含んでいて、

少しの量でもバランスよく栄養が摂取できるため、カボチャを食べると

風邪予防になると言われています。

 

その中でもカボチャにはβ-カロチンがとても多く含まれていて、β-カロチンは

体内に入るとビタミンAに変化します。

このビタミンAは体の免疫力の向上や粘膜を強化する大切な働きをしてくれます。

 

ビタミンAが不足するとお口の粘膜が硬くなり、口腔内が乾燥してしまうため

ウイルスが侵入しやすくなり、歯周病や口臭の原因にもなってしまいます。

ビタミンAは健康を維持するために大切な栄養素です。 

 

カボチャを始め必要な栄養素をしっかり摂って、お口の健康を保ちましょう。

もちろん、美味しい物を食べた後は、歯みがきもお忘れなく。

 

院長 本田宗一郎

むし歯と気圧

こんにちは、院長の本田 宗一郎です。

 

 

 

新青森駅にて撮影

 

 

暑さ寒さも彼岸まで・・という言葉もございますが、

今年は残暑が長引くようなので、秋分を過ぎる頃には例年通り

吹く風涼しく秋の深まりを感じる事ができるといいですね。

 

さて8月~9月は、国内で最も台風が多く発生する季節。

台風による気圧の変化で、頭痛や歯が痛くなってしまうと耳にしたことはありませんか?

 

この気圧と歯痛にはどのような関係があるのでしょうか。

 

歯の内部には歯髄腔(しずいくう)と呼ばれる神経の通っている空洞があり、

また鼻の両サイドには「上顎洞」と呼ばれる空洞があります。

 

台風などによって短時間に空洞の外の気圧が下がると、急激な変化に対応できずに圧がかかり、

一時的に歯痛が生じることがあります。

 

これを「気圧性歯痛」といい、飛行機でも同様に生じるため「航空性歯痛」とも呼ばれます。

 

このような歯の痛みは、健康な歯や適切に処置された歯ではほとんど起こりませんが、

むし歯があったり治療途中の歯がある場合には、歯痛が起こりやすいです。

むし歯や治療途中の歯がある方は、痛くなる前に早めの受診をおすすめします。

 

また、むし歯がなくても、定期的に歯科検診をうけて

虫歯の予防と早期発見に努めましょう。

 

院長 本田 宗一郎

 

今年の青森市ねぶた祭りもあっというま

 

こんにちは、院長の本田宗一郎です。

8月の厳しい暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?

 
 
 

 

今年の青森市ねぶた祭りもあっというまに終わってしまいましたね。

今年は3日 程、観覧いたしました!相変わることない熱気と盛り上がりでした!

 

さて、夏は海辺で遊ぶ機会も増え、涼しさを求めて水族館へ行かれる方も多いのではないでしょうか。

水族館にいる生き物の中には、人間と同じ哺乳類も多くみられます。

代表的にあげられるのはイルカやシャチですね。

 

人の歯は乳歯から永久歯へ生え変わり、切歯・犬歯・臼歯とそれぞれ形が異なり、

それぞれの歯には役割があります。

 

一方、水族館でみられるイルカやシャチなどの哺乳類の歯は、魚を逃がさないように

すべての歯が鋭いフォークのように尖った犬歯状になっています。

 

また、歯と歯の間は大きく隙間があいていて、上と下の歯がぶつからないような構造になっています。

 

しかも、イルカは食べた魚は噛まずに飲み込むため、
歯に食べカスなどがつきにくく虫歯になりにくいそうです。

 

それに引き換え人の歯は、食べ物を噛み切る、かみ砕く、
すりつぶすといった歯それぞれの役割があります。

 

そのためどうしても歯と歯の間に食べ物が挟まりやすく、歯磨きをしないままでいると

虫歯になってしまうんですね。

 

イルカは楽でいいなぁと羨ましく思いながらも、人はいろいろな味や食感を楽しむことができるので、

いつでも美味しく食事を楽しむためには毎日のお口のケアはとても重要な事となります。

 

美味しい物を食べた後は、歯みがきの習慣を大切にしましょう。

 

院長 本田宗一郎